
15日(土)には、ジャンプが発売されています。(早売り)
2017年の7月17日(月)は、海の日だからです。
祭日なので、次の月曜は、ジャンプが発売されません。(罠)
その代わり、15日(土)にジャンプが発売されているというワケです。
つまり、いつもより早く読めます。

通常、次号までは7日待ちですが、早売りの場合は5日待ちで読める代わりに、次は9日待ちという縛りです。
空き時間に、王位継承戦の復習をしましょう!
33巻は、Kindleのカラー版がオススメ。
目次\(^o^)/
363話(前回)までのあらすじ
363話(前回)のお話は、ブラックホエール号が出航した直後のセレモニー会場から、ようやく全ての王子が退席したところです。
ブラックホエール号が出航してから、まだ2時間ていどしか経っていません。
心的健聴クラスの時間の遅さです。
セレモニーでは、面白いイベントが起こっていました。
第1王子のベンジャミン殿と、第2王子のカミーラが、セレモニー会場で口喧嘩をおっぱじめました。

だからお兄ちゃんは自害して!

ここ必見。
先週号を見てない人は、マジで見ましょう。
ここに至るまで色々と溜まっていたベンジャミン殿は、一気にヒートアップ。
冷静な判断力を失った彼は、セレモニー明けに、怒りに任せた無謀な作戦を部下に命令します。

しかし、有能な参謀のおかげで、事なきを得ました。
あやうく、その場のテンションに身を任せて、とんでもないコトをやらかす寸前でした。
ベンジャミン殿、命拾いしましたね。

組織のカギはNo.2が握るってハッキリ分かんだね。
冷静になったベンジャミンこと、賢者ミンは、全ての王子に自分の私設兵を送り込みます。
ベンジャミン殿は、「第1王子という立場」と「軍隊を管理している」という2つのアドバンテージをフル活用したのです。
名付けて、アドバンダブルテージ。v(^p^)v
その頃、クラピカたちは、サイールド事件も終わり、昼下がりのコーヒーブレイクをぶっこいていました。
旅団との死闘をくぐり抜けてきたクラピカにとっては、念獣の襲撃など、まさに平穏そのものです。
そんな感じで、ヒマを持て余したいたクラピーの元へ、嬉しい知らせが届きました。
やたらと行動力のある賢者ミン殿が、自らの私設兵を監視として送ってきたのです。
ピンポーン♪
第1王子の私設兵
「あのぉ~、すいまてぇ~ん。」
「さっき連絡した、第1王子からの警護兵ですけどぉ~」
胡散臭い私設兵の登場に不安を感じたのか、人見知りなワブル王子がわんわん泣き始めます。(前フリ)
waburu
「あ”ぁ~ん あ”ぁ~ん^^!!」
ワブル王子の不安は、見事に的中しました。
送られてきた私設兵のビンセントは、防衛権と称して、玄関先でワブル王子の従者を殺害します。(早漏)

いやー、危なかった(棒読み)
刺されそうになったので、防衛権を行使させていただきました(笑)

監視じゃなくて、刺客じゃねーか!
こいつは一本取られたね(^o^)
前回は、ここまでの内容です。
今回は、刺客のビンセントくんと、警護のクラピカくんのバトルがスタートするところです。
363話(前回)の内容を詳しく確認するにはこちらをどうぞ。
34巻では、クロロvsヒソカさんも読めます。
防衛権アピールする畜生
玄関先迎えに来てくれた従者をイかせたビンセントくんは、さっそく拳銃を取り出して、防衛権アピールを始めます。
ビンセントくんは、第1王子から送られてきた警護人ですが、正規王国軍という中立の立場でもあります。
具体的には、下記のような複数の属性を持ち合わせたスーパーエリートです。
- 正規王国軍(中立の立場)
- 上位王子からの警護人
- 第1王子の私設兵
- 念能力持ち
正規王国軍は、基本的には王位継承戦を見守る中立の立場です。
第1王子のベンジャミン殿は、王国軍にも関わっている御方なので、王国軍の兵隊を私設兵として所持しています。
正規王国軍の兵士は、何やかんや理由をつけて「防衛権」を行使するコトができます。
極端な話、
「彼が敵意を持って近づいてきたので、ピストルで撃ち頃しました^^」
「彼がワブル王子殺害計画犯と断定します^^」
と証言しても、カンタンに通ります。
つまり、大嘘の棒読み演技であったとしても、彼の発言は全て真実になってしまいます。
そんな有能な部下たちが私設兵として豊富に在籍しているベンジャミン殿は、王位継承戦ではチートといっても過言ではないでしょう。
クラピカ側の対抗策としては「正当防衛」を使ってビンセントを黙らせるくらいしかありません。
しかし、それをやってしまえば、王国軍に捕まって拘束プレイ確定です。

クラピカが取った選択は・・・。
防衛権には勝てなかったよ
防衛権というチート能力には、さすがのクラピカくんもお手上げです。
クラピカ
「はい。無理。」
防衛権という名の「印籠」を見せられたクラピカは、速攻で両手を上げて、白旗アピールです。

あなたが緊急コールをしたクラピカさんですかァ!?

そうです。(即答)
あなたもご存知の通り、ワブル王子を狙う者はアホほどいます。
動機を考えれば、この中で最も怪しいのはお前さんだよ。

何言ってるんですか(呆れ)
私の目的は「協力」です。
私は、正規国王軍の兵ですよ?
現在、ここで発生している「問題」を「解決」するために来たのです。
あなたもプロハンターなら、王子と王妃を守るため、私に「協力」してください。


クラピカは、ビンセントくんの迫真の演技に歓喜。
心の中で「クズ野郎」というレッテルを貼り、ビンセントくんを葬る「覚悟」を決めます。
決心
我々は、何があろうとワブル王子とオイト王妃をお守りする。
そのために、ここにいるのだ。

信じていただけますか?
ワブル王子。
オイト王妃。
クラピカはカラーコンタクトを外して、緋の目の状態で、オイト王妃とワブル王子を見つめます。
その瞬間、さきほどまで泣き続けていたワブル王子が泣き止みました。
そして、クラピカの方に目を向け、何かを語りかけるような動きを見せます。
それを見たオイト王妃は・・・。

選択の余地はない。
なによりも、疑いの余地がない。
船が出向してから、まだ2時間しか経っていません。
しかし、その2時間の間に、色んなコトがありました。
クラピカとビルは信頼における人物です。
それは、ワブル王子も同じでしょう。(ずーっと寝てたけど)
サイールドさんを忘れるなよ?
あと、カートンな。
プロハンにピストルは無力
オイト王妃の返答を聞いた途端、クラピカは人差し指の注射器を、オイト王妃の腕に突き刺します。
ドスッ!
オイト王妃の耳に、十字架付きのピアスが出現します。
クラピカから、オイト王妃へと「サイールドさんのリトルアイ」が託されたのです。
ビンセントくんは、クラピカがオイト王妃に鎖を刺したのを見て、ちょっと引いてしまいました。

えェ!?
王妃を攻撃したんですかァ・・・?
これは、印籠に屈服し、こちら側に「協力」するというコトですかねぇ?

そんなコトを考えていると、もう一人の護衛であるビルの姿がなくなっているコトに気づきます。
致命的な油断。
ビンセントがそう感じたのも無理はない。
ビルはクラピカの行動から状況を察し、死角からビンセントに迫っていたのです。
さすがに、死線を横切るまでは行きませんでしたが、かなりの接近を許してしまいました。
しかし、まだ距離がある。
ビンセントは、ビルに向かってピストルを発泡。
パンパンパンパンパン!!
しかし、「念のこもってない鉛の塊」では、プロハンターは止められません。
ここで、34巻ラストのクラピカ発言が活きましたね。
念能力者に対しては、ノーマルなピストルが九ソの役にも勃たないのは基礎知識です。
例として、ノストラードファミリーのリーダー、ダルツォルネさんは、拳銃を10発食らっても平気なくらいの鍛え方をしています。
最低限の強さは、プロハンターとして必要不可欠です。

ビンセントくんは、ピストルがホコリを巻き上げるだけのゴミだと察しました。
この場面で、数手遅れるのはキツい。
このままではマズいと判断した、ビンセントくんは自らの念能力を発動します。


念能力が発動しません。
コンマ数秒の間に、2度目のフリーズをかますビンセントくん。
ビンセントくんは、続けて、3回目のフリーズをかまします。
なんと、ビルに注目しているスキに、今度はクラピカの鎖が己の足に刺さっていたのです。
そうです。
クラピカが、人差し指の能力で、ビンセントのオーラを吸い出したのです。
そのため、彼の能力は一時的に使えなくなりました。
クラピカの人差し指は、エンペラータイムを起動すれば、吸い取った能力を他人に移動させるコトができます。
クラピカは、自分を信頼してくれたワブル王子とオイト王妃に能力を預け、吸い出し能力を確保したのです。
しかし、能力の吸い出しが一瞬過ぎますね。
スキをさらしたビンセントくんは、ビルの攻撃を食らってダウンします。
ドガッ!

最後の悪あがきとして、ピストルを王子に向けますが、クラピカによって妨害されます。
ズガッ!

勝負あり。
というワケで、コンマ数秒の中に色んな出来事がありました。
ビンセントくん単体ならば、クラピカを上回ったかも知れませんが・・・。
戦闘中のフリーズが、いかに恐ろしいか・・・。

証言
クラピカは、ビンセントを優しく仰向けに寝かせ、ピストルを奪います。

ビキベキ!

んほぉ!
クラピカは、無力化したビンセントくんに、ピストルを向けて、以下のような発言をしました。


は?(威圧)
警告をガン無視して、正規王国軍である私を攻撃してきたのは、お前たちの方じゃないか!
私は、王室警護兵として、ワブル王妃とオイト王妃の護衛に来ただけだお!
罠だ!これは罠だ!


あなたがいくら小細工をしようが、悪巧みをしようが・・・。
私達の命を狙い、罪もないサンドラを頃したのは・・・
ビンセント!!
あなたよ!!

オイト王妃の力ある発言を聞いて、さすがのビンセントくんも黙らざるを得ませんでした。
やはり、王妃クラスの人間が放つ言葉は、重みが違いますね。

オイト王妃。 ご心配には及びません。
私の能力を使えば・・・
彼は自ら、証言台で全てを語ってくれるでしょう。
クラピカは、ビンセントくんに、小指のジャッジメントチェーンをチラチラ見せながら、ドヤ顔でプレッシャーを与えてきます。
それを見たビンセントの行動は・・・。
奥歯に仕込んだアレが役に勃った

ビンセントくんの容態が急変しました。
具合が悪そうに、ノド元を抑えます。

またバレバレの演技っすかwwwww
懲りないっすねwwww
お前はラディッツかwwwww
と思いきや、違いました。
彼は、奥歯に仕込んだ毒を発動し、自害を図ったのです。
ネタじゃなくてマジでした。
最後の最後は演技ではなく、マジだったとは・・・。


ちなみに、奥歯にアイテムを仕込むのは、幻獣ハンターのポックルさんと同じ芸当です。(遠い目)
ビンセントが仕込んでいたのは、即効性の毒です。
かつて陰獣がウボォーギンを縛った、拘束プレイ用の遅効性の毒ではありません。
そのため、ビンセントは即落ち。
無様に口から泡を吹き、白目をむいてくたばりました。
ビンセントは、オイト王妃の証言力と、クラピカの言動を見て、ヘタな悪あがきは逆効果だと判断したのです。
自分の主に迷惑をかけないように、速攻で自害を図ったのは潔いですね。
その行動はベンジャミン殿に対する忠誠心の証だ。
賞賛に値する。
九ソ野郎だけどな。
死で償え。

ここで、クラピカが盗聴に気づきます。
ビルにも分かるように、ビンセントの耳に指を勃ててアピールします。
(死神リュークに、ここに盗聴器ありますよ~と教えるノリで)

ビンセントに自白してもらって、黒幕のベンジャミンをとっ捕まえるのが最善(ベスト)だが・・・。
現在は、2ヶ月という短い航海である船内中だ。
そのクッソ短い期間の裁判で、片が付くような事案ではない。
確かにその通り。

裁判となると、クラピカたちや王妃も出廷するコトになります。
護衛としては、そのリスクはあまりにも大きいです。

クラピカは、一人でガンガンしゃべって、満足した後に盗聴器を破壊。(これも作戦です)
バギッ!
盗聴器
「ひぎぃ!」
その頃、ベンジャミンの部屋では・・・。
ベンジャミン殿とバルサミルコ氏が、ビンセントを通じて、オイト王妃の部屋を盗聴していました。
このままビンセントを放置すれば、全ての部屋に監視カメラと盗聴器が仕掛けられていたかも知れませんね。

監視カメラと盗聴器とつけるなら・・・。
トイレやバスルームも含め、徹底的にだ!

忘却曲線
ベンジャミン殿とバルサミルコ氏は、ビンセントの死には全く触れずに、ビンセントが命を掛けて得た情報を分析します。
これは、ビンセントを捨て駒扱いしているのではありません。
彼が作ってくれた情報を、一刻も早く分析するのが、最高の弔いだと知っているからです。
「エビングハウスの忘却曲線」というのがありましてね・・・。
人間っていうのは、時間が経つにつれて、記憶した情報を忘れてしまうのです。
10分後には30%。
20分後には40%。
1日後には70%。
一ヶ月後には80%の情報を忘れてしまいます。

でも、「興味」のあるコトや「印象」に残ったコトは忘れません。
トラウマとかね。
しかし、クラピカは恐れています。
自分の持つ、クルタ族への熱い想いが、いつか風化してしまうコトに・・・。
盗聴分析
オイト王妃の部屋を盗聴したベンジャミン殿とバルサミルコ氏は、さっそく分析をはじめました。
念能力に詳しい2人は、「音」のみで得られた情報を、冷静に分析していきます。


かなり部下を信頼していますね。(傲慢とも言う)
ここから導き出した答えは・・・。

- 敵の能力によって、念が使えなくなったので銃を使った。
- 敵が自白に持ち込める能力を持っている。

もう一つ考えられます。
- 念能力を敵に知られるコトを恐れて銃を使った。

お二人の考えは、正解の部分もありますが、不正解の部分もあります。
ほぼ正解なのは、ベンジャミン殿の予想です。
そして、その穴を埋めるため、バルサミルコ氏の補足説明が入ります。
優秀な部下を一人失いましたが、2人は可能性を一つずつ絞っていきます。
クラピカたちが、途中から盗聴に気づいていて、あえてこちらに情報を流しているコトも考慮に入れています。(正解)
幸い、クラピカの演技力は普通以上なので、相手側としては「演技かホントか分からない」という判断になります。

ちなみに、ゴンとレオリオは演技がヘタです。
もっと自然に、ほがらかに話せよ。
特に、クラピカ側に操作系の能力者がいる場合は、ベンジャミン側としては慎重にならざるを得ないです。
そうやってクラピカは、場の停滞を狙っているのです。

実際、クラピカのジャッジメントチェーンは、操作系能力みたいなモンです。
ルール強制されたら詰みです。
とはいえ、ジャッジメントでは、相手の「思考」までは強制できないません。
死を覚悟で強制を断ち切るコトが可能なのは、パクノダさんの例を見れば明らか。
ベンジャミン殿の私設兵は、ベンジャミン殿のためなら服毒も恐れない忠誠心の持ち主揃いです。
ここは、クラピカ殿のブラフが活きましたね。

オイト王妃、ご心配なく。
私の能力を使えば・・・。
彼は自ら、証言台で全てを語ってくれるでしょう。(大嘘)
クラピカのこの発言が決め手となり、ビンセントくんは、服薬という選択を取ったのです。
厄介
賢者ミンとバルサミルコ氏は、ビンセントが「自死を選んでいる」という部分に注目しました。
彼が自害を選んだというコトは、彼が「死ぬ覚悟」を決めるだけの「根拠」があると考えるのが自然だからです。
実際、オイト王妃とクラピカには、根拠となるだけの覚悟と能力があります。
もはや、わずか2名となっているワブル王子の警護ですが、攻略は少し厄介のようです。
舐めてかかると、痛い目に合います。

しかし、ベンジャミン殿は、この状況を楽しんでいます。
次の作戦が決まったベンジャミン殿は、さっそく新たな私設兵を、追加でワブル王子の元に仕向けます。
ものすごい行動力。
さすが、王の器を持つ男ですね。

ハムスターに注目
場面は、クラピカたちに戻ります。
落ち着きを取り戻したクラピカは、冷静に次のプランを練ります。
ちなみに、ビルはピストルを食らっており、全くの無傷ではありません。
クラピカのホーリーチェーンを使うのもアリですが、それよりも優先してすべきコトがあります。
第13王子のマラヤームは、ペットのハムスターを常に携帯しています。
それを見ていたクラピカは、とある作戦を思いつきました。
作戦はこうです。
次の晩餐会(日曜日)で、オイト王妃にサイールドさんの能力を発動していただき、ハムスターを操作できる様にするのです。
操るなら、ハエや蚊の方が有効ですが、殺虫剤でスグにヤられてしまうのがオチです。
しかし、王子のハムスターならば、脱走したとしてもヤられる心配はないです。
部屋の中を見学し放題です。
ハムスターは、手先が器用ですし、ペンやメモを使って、護衛であるビスケに情報を伝えるコトができるかも知れません。
しかし、次の晩餐会までは、まだ1週間あります。
それまで、エンペラータイムを発動し続けているのは、無理があります。
ここで、クラピカが不可解な心配をし始めます。

次の晩餐会まで1週間か・・・。
1時間で150日・・・
24時間で10年・・・
1週間で70年・・・
これは、現実的ではないな・・・。
謎の数字を並べるクラピカ殿。
この数字は一体・・・?
死神の目
クラピカは、思いついたプランが、あまりにも現実味が無いので、放棄して別の作戦に出ます。
結局、サイールドさんの教えを忠実に守るコトにしました。
ハエや蚊を使って、他の王子の部屋を盗聴するというベターな作戦です。
クラピカは、オイト王妃にサイールドさんの能力をカンタンに説明します。
そして、ハエや蚊をみんなで探すというシュールな行動にでます。
現在は、オイト王妃にサイールドさんの能力を預けている状態です。
その状態で、ドルフィンコプターにビンセントくんの能力をセットすれば、クラピカの注射器に空きができます。
ビンセントくんはお亡くなりになりましたが、クラピカの注射器の中に、能力だけ生き続けているようですね。
クラピカの人差し指は、通常版とエンペラータイム版の2つがあります。
通常版は、注射器で他人の能力を吸い取れます。(一瞬で)
エンペラー版であるステルスドルフィンは、吸い取った能力をドルフィンにセットして使うもよし、注射器で他人に預けてもよし、というチート能力です。
制約として、ドルフィンコプターに能力をセットしてしまうと、一度使わないと消せません。
つまり、発動条件が厳しい念能力だった場合は、延々とエンペラータイムが続くコトになります。
極端な話、クラピカのチェーンジェイルを盗んだ場合は、旅団に鎖を使うまでは解除できないので詰みます。
そんなコトになったら、クラピカの体は崩壊します。
寿命
ここで、驚愕の事実が判明。
クラピカ本人の口から、エンペラータイムの誓約が暴露されます。(読者にだけ)
エンペラータイムを発動しているときは、1秒につき寿命が1時間縮みます。
つまり、3600倍の速さで寿命が奪われます。
- 1秒 → 1時間(60秒 × 60分 =3600秒)
- 1分 → 60時間(約3日)
- 1時間 → 3600時間(3600時間 ÷ 24時間 = 150日)
- 24時間 → 86400時間(150日 × 24時間 ÷ 365日 = 約10年 )
- 1週間 → 604800時間(約70年)
- 2ヶ月 → 約600年
1時間で150日。
24時間で10年。
1週間で70年です。

とってもステキな数字が出ましたね。
2ヶ月で600年www
長生きしなきゃね~。
人差し指も、死神の目も大差はない。
死神の目は、他人の名前と寿命を把握できる。
人差し指は、他人の念能力の情報を知り、使うコトができる。
一回寿命を支払えば、永続的に能力を維持できる死神の目と比べて、エンペラータイムはコスパ悪いですね。

てか、クラピカはいつどこでエンペラーの設定を知ったんだ?
自分でエンペラー吸い取って確認したんか?
それとも、自分でそういう制約に設定したんか?
100%を超えたひずみ
幽遊白書の戸愚呂弟の名台詞です。
これについては、クラピカの師匠も同じコトを言っています。
要は、
「限界を超えると、体に良くない」
「体に負担をかけると良くないよ」
ってだけの話です。
例えば、腰痛も、腰に負担がかかっているのが原因ですね。
人間というのは、60分ほどイスに座りづつけていると、20分寿命が縮むという設定の生き物です。
要は、同じ体勢を長時間続けるなどの行為で、体の一部に負担がかかっているワケです。
界王拳とかスーパーサイヤ人とかエンペラータイムとか、効果が大きな能力は、そのリスクもデカいワケですよ。
悟空とか心臓病になったし。

人気者はつらいよ
クラピカは心配ごとが山積みです。
ぶっちゃけ、いつ自分の寿命がくるか分かったモンじゃありませんからね。
明日になったら、いきなり心臓麻痺とか有り得ます。
クラピカの髪の色が、白くなったり、ハゲてきたら、お迎えのサインです。
平静を装っていますが、クラピカの心の中は、不安でいっぱいです。
具現化系の能力者は、神経質ですからね。
プルルルル!
電話がかかってきました。

シマノちゃん、電話よろしく。
オレたちは、ハエ探しすっから。
ワブル王子の世話係シマノ
「あっハイ。」
とりあえず、ハエ探しを、おっぱじめたクラピカたち。
ビンセントくんの亡骸を放置しとけば、そのうちハエが寄ってくると思う。
てか、「円」使えば速攻で見つかるんじゃないですかね。
ハエ探しでクッソ忙しいクラピカに、ステキなお知らせが・・・。
ワブル王子の世話係シマノ
「あのぉ~スイマセン。
クラピカさんとお話がしたいと・・・お電話が入っておりますが・・・」

ワブル王子の世話係
「ヒィィ!
そ・・・それが・・・
同時に3人からです。」

その3人は、
- 第1王子ベンジャミン殿。
- 第3王子チョウライ。(クリリン)
- 第5王子ツベッパ。(オカマガエル)
です。
クラピカさん、人気者ですね。

普通なら、上の王子から優先的に電話を受けます。
しかし、今の現状では、後回しにされた王子は、たぶんブチ切れますね。
敵に回るかも知れません。
せっかちな王子は、待ち時間の間に電話を切ってしまうのでしょう。
もし、電話を切られたら、宣戦布告待ったなし。
そこへ・・・。
ピンポーン♪
このクッソ忙しい中、次なる来訪者が玄関のインターホンを鳴らしてきました。
選択を謝れば・・・詰みますよ。
364話 終わり(^o^)
次のジャンプは、7月24日(月)発売です。

364話まとめ
マジキチスマイルの演技派私設兵のビンセントくんを、ビルとクラピカのコンビで封殺。
ワブル王子とオイト王妃、クラピカとビルの結束は確固たるモノになりました。
盗聴プレイを楽しんだベンジャミン殿は、次の仕掛け人をよこしました。
エンペラータイムのリスクと、ステルスドルフィンの制約も、徐々に明らかになってきました。
エンペラータイムの能力は、生まれ持ったモノなのか、クラピカが制約としてつけたのかは不明。


はやいとこ、究極の長寿食を食った方が良いんじゃないですかね。
