
割符を賭けたキルアとシュートの勝負回です。
キルアはイルミ兄の呪縛に抗いながら、格上のシュートに挑みます。
キルアは、シュートに勝てなければ、ゴンくんの前から消えないといけません。
気合を入れてシュート戦に挑みます。
目次\(^o^)/
イルミ兄の呪縛
キルアくんは、イルミ兄の愛情たっぷりの戦闘教育を受けております。

ですが、数々の弟子を育ててきたビスケから見れば、それは過保護であり、成長を妨げるための「呪縛」です。

ゾルディックと心源流では、だいぶ教育方針が違う模様。
ゾルディックは仕事で暗殺やってますからね。ミスるワケにはいかない。
キルアくんは、ビスケとの特訓で自分の弱さと呪縛を認識しました。
そのへんはこっちの記事に書きました。
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キルアくんは、カイトを助けるためにゴンと共にピトーに挑まないといけないんですよ。
シュートにビビっているようでは、はっきり言ってお話になりません。
呪縛を攻略できなければ、ノヴさんと同じ結末が待っていますからね。
今のままではマズいと自覚したキルアは、不安定な状態でシュートと戦います。
弱気な二人のバトルが開始
「逃げの一手」のキルアくんと、「気弱なハンター」であるシュートのバトルが開始されます。
バトルの場所は、薄暗い森の中です。
豆腐メンタルのお二人ですが、今回はどちらも気合を入れて勝負に望みます。

やる気マンマンのシュートは、能力を開放して「3つの腕」と「カゴ」を発動させます。
キルアくんは、それをしっかりと「凝」で確認して、シュートが操作系の能力者だと判断しました。
具体的な能力は分からないが「手に触れるのは危険だ」と察知したので、さっそくヨーヨーを取り出します。
ポケットの中にぶち込んでおけば、ネタがバレないのがヨーヨーの良いところです。
ですが、相手が操作系能力者なので、一瞬で勝負が決まってしまうかもしれません。
出し惜しみはなしです。
良い判断だキルア。
いつもなら、この時点で逃げているかもしれませんがね。
キルアのヨーヨーを確認したシュートは、お手並み拝見からスタートします。
お手並み拝見
シュートは、3つのお手てを飛ばして、キルアくんを攻撃します。
キルアくんは、2つのヨーヨーを使って、迫りくるお手てをさばいて行きます。
ビシバシビシバシ!
それを見たシュートは

と、汗をダラダラ流しながら驚愕します。
ヒソカさん並に切り替えの速いシュートは、キルアのお手並みを拝見し終わったので、さっそく攻撃に移ります。
キルアとシュートの悪い癖
シュートは、一瞬でキルアの目の前まで移動して、右手で攻撃を加えようとします。

キルアくんは、お手てをさばくのに夢中になっていたので、真正面からシュートが接近してきたコトに気づくのが遅れてしまいました。

キルアくんは、シュート本体が突っ込んできたコトを確認して「お手てはオトリ」だと気づきました。
自分の脳内で勝手に「3つのお手てがメインの攻撃」だと思っていたのでしょう。
カン違いや思い込みは、不測の事態となり、スキを生みます。(フリーズ確定)

シュートの接近を許してしまったキルアくんですが、イルミ兄の呪縛(イメージ映像)が「後ろへ飛べ」とささやきます。
キルアくんは、一瞬で回避に移らないといけないコンマ数秒の瞬間に、「後ろに飛ぶコトを拒否」して、「電撃を練ってシュートにかます」という選択を取りました。

ドッ
当然、電撃を当てるどころか、電撃をマトモに練るヒマも無く、シュートの攻撃が先に当たります。
当たり前だよなぁ?
キルアくんは、いつもならバックステップで回避するクセがついているところを、無理に電撃を撃とうとしたので、体が拒絶反応をしめしました。
体が意志の通りに動かないのです。
初めてマトモに、自らの意志で呪縛に抗おうとしたキルアくんは、イルミ兄の恐ろしさを再確認しました。

それを見たシュートも、キルアの反応が明らかに鈍ったコトを感じました。


シュートはシュートで、自分の「悪い癖」と戦っているところが面白いですね。

ゴレイヌ状態
キルアくんは、シュートの攻撃を食らった段階ですぐに悟りました。

ゴレイヌ状態です。
自分よりもシュートの方が格上だというコトに、速攻で気づいたキルアくん。
今の自分では、シュートに勝てないコトを光の早さで認識します。(悪い癖)


不可解なダメージ
キルアくんは、自分の左目に違和感があるコトに気づきました。
左側の視界にモヤがかかって見えない状態になっています。
実は、シュートの能力により、殴られた左顔面を「カゴの中に封印」されてしまったのです。
左顔面が無くなったコトで左目も見えなくなりました。
シュートは、死角となったキルアくんの左側から攻撃を仕掛けます。
フォッ
キルアくんは、シュートの気配を感じ取り、ギリギリで攻撃を回避しました。
攻撃を回避した勢いで、一気に距離と取ります。(通常の間合いの倍くらい)
キルアくんは、おそるおそる自分の顔を触ってみて、自分の「左顔面が無くなっている」というコトを確認します。
「左顔面が無くなる」という予想外の出来事で、頭がいっぱいだったキルアくんは、「逃げずに攻める」というコトも忘れて、回避行動を取ってしまいました。
いつものクセがとっさに出てしまったのです。

ですが、今回は呪縛兄に感謝します。

キルアくんは、呪縛に助けられたコトを認めつつも、勝つために呪縛を断ち切るという意志を固めます。
間合いを離したのもつかの間。
シュートの3つのお手てがキルアくん目がけて飛んできます。
再び、ヨーヨーでお手てをさばく作業を始めるキルアくんですが・・・。
ズドッ

左側が死角となって、お手ての攻撃を食らってしまいました。
おてての攻撃を食らった瞬間に、再びシュートが死角から攻めてきます。
シュートの気配を感じ取ったキルアくんは、余裕が無かったので、いつものクセでバックステップで距離を取ってしまいました。
逃げてるだけだった
キルアくんは、呪縛を断ち切るうんぬんを考えるヒマもなく、2連続で回避行動を取ってしまいました。

ですが、その訓練された回避行動は、シュートから見れば、素晴らしい反応です。


キルアくんは、回避という無難な選択ばかりを取るのは、勝負は続けていても、「逃げている」のと同じだというコトに気づきました。

そして、今までの人生で「自分が一度も戦っていなかったコト」に気づきます。
自分に切れたキルアは、獣のように吠えます。

そして、ヨーヨーとかいうチキン武器を捨てて、シュートに向かっていきます!
もう逃げない!
シュートは、正面から突撃してくるキルアくんに、3つのお手てで攻撃をしかけます。
キルアくんは、向かってくるシュートの攻撃を自分の肉体のみでさばいていきます。

キルアくんは、呪縛を押さえ込んで「逃げ」ずに「攻め」たおかげで、シュートに接近するコトができました。
攻撃のチャンスです!
電撃を練って、一気に勝負を決めようとします!

呪縛には勝てなかったよ
シュートは、キルアくんに攻撃されたお手てが「電気を纏っている」のを感じ取りました。

シュートは、バックステップで一気に距離を取ります。
キルアくんには、なぜ電撃攻撃がバレてしまったのかは分かりません。

100%イケるときしか仕事はしないというのがゾルディックの教えです。
攻撃のチャンスが来ても、危ないと思ったら次の機会に回します。
キルアくんは、足が震えて動けないコトを誤魔化すために、シュートに話しかけます。

対話で時間稼ぎをするのは、常套手段です。
もしかしたら、KBTIT先生の漫画みたく、能力を全部しゃべってくれるかも知れませんからね。
ですが、キルアくんは、本当は話しかけたりせずに、一気に攻めたかったのです。
しかし・・・。


体の動きだけではなく、言葉も呪縛に支配されています。
結果、キルアくんはシュートに敗れてしまいます。(現実は厳しいね)
敗因は呪縛兄の存在が大きいですが、それを攻略できない「キルアくんの意志の弱さ」が一番の原因です。
意志の弱さ
キルアくんの「意志の弱さ」は「精神的な弱さ」であり「自信の無さ」です。
キルアくんは、自分の兄貴であるイルミと戦ったら、絶対に勝てないと思っています。
自信がないのです。精神的に弱いのです。立ち向かう根性がないのです。
キルアくんは、イルミ兄とピトーを比べて、ピトーの方が薄気味悪いオーラだと発言しています。
つまり、ピトーの方が怖いのです。

とりあえず、オーラの禍々しさではピトーの方が上回っています。
「シュート」→「イルミ兄」→「ピトー」
という順番です。
最初にも言いましたが、そのピトーに挑もうというのに、シュートにビビって足が震えているようではお話になりません。
ハゲあがって、ゴンを見捨ててガン逃げするのがオチです。

運良く志々雄一派に勝ったとしても、自分の中の人斬りには一生勝てないのと同じノリ。(奥義会得する時の剣心)
長年、イルミ兄の教育を受けてきたキルアくんには「兄貴が怖い」という感情も埋め込まれています。
これを攻略するには、相当な意志の力と努力が必要です。

まあ、針刺さってるから無理なんですけどね。(操作されてる状態だから)
